今週は余計なお節介メールについて考察します。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 後悔、先に立たずなメール(4)>
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自分の経験は絶対か?

メールでも対話でも否定から入ると、相手にはなかなか受け入れてもらえ
ません。

ここ一年ばかり、きものにハマり、機会を見つけてはきもので出かけてい
ます。

私が“きものの師匠”と仰ぐ友人は、私のきものの着こなしが今ひとつの
ときも最初に良いところを見つけてはまず誉めてくれます。

そのあと「ここはもっとこうしたらいいよ」と注意やアドバイスをくれる
ので、素直に聞けるし、次はもっと頑張ろうとやる気になります。

かつて、彼女自身が着付けの経験豊富な先輩に会うたび「その組み合わせ
はおかしい」「その着こなしは変」と頭からダメ出しされ、がっかりした
経験があるので、人にはそれをしないのだと聞き、なおさら彼女のことが
好きになりました。

▼ 自分の経験を過信しない
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人間誰しも間違いや勘違いはあります。経験や知識の未熟さは当の本人が
一番自覚していたりもします。自分の経験値を基準に、そのレベルに達し
ない相手をハナから否定するのは実は簡単なこと。

ですが、よちよち歩きの幼児がいきなりさっさと早足で歩けないように、
順を追い経験を積むことでより良くなれることも多くあります。

一足飛びに「できない」ことを否定する前に、足りない部分を指摘し、手
助けすることも時に必要。

これはメールでも対面でも同じで、自分の基準だけで相手の良し悪しを批
判すると、両者の間に溝はできても建設的な感情は生まれません。

経験という名の古びた感情・感覚だけを印籠のように振りかざし、気がつ
けば凝り固まった価値観から抜け出せない「裸の王様」にならないよう、
自戒しています。

『脳ある鷹は爪隠す』と言いますが、経験や知識が豊富でその道に精通し
ている人ほど「もっと良くなりたい」という意識も高く、勉強家で指導上
手。相手のレベルに合わせて適切な意見やアドバイスを与えられるので、
さらに信頼が増すという良い循環ができているように感じます。

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