今週は、時として誤解のもとになる表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 不確かな表現(3)
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ビミョウ

「間に合うかどうかはビミョウですね」

どちらか判断しかねる場合に使われる感のある「ビミョウ」。

本来の意味は「何とも言い表しようがない状態」を表しますが、判断がつ
かないときの“逃げ”の言葉として流行している気がします。

負の状態を表すのに、難しい状況を「キビシイ」、目も当てられない状態
を「イタイ」とも。

今風の婉曲表現と言えますが、仲間内で使うくだけた表現の域を出ません。
仕事で多用するのは控えた方が無難でしょう。

▼ 数値で示して共通認識
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流行り言葉や若者言葉でなく、一般に使われる言葉の中にもあいまいな表
現があります。たとえば、程度を表す「かなり」「十分な(に)」。

「予備はかなりあるので大丈夫でしょう」
「十分な量の見本を用意しています」

一瞬、安心感のある表現がですが、実はどこまでも主観的。人によって程
度の尺度が違うので、イメージの食い違いからトラブルになる危険性も。

メールでも話し言葉でも、数字を挙げて具体的に示すと、こうしたイメー
ジの食い違いを解消できます。

「予備は100個あるので大丈夫でしょう」
「10冊ほど見本を用意しています」

時期を表す場合も「近々」「今度」ではなく「水曜日に」「一週間後に」と
特定すると確実ですね。

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