今週は、贈り物へのお礼メールについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法             < 贈答品のお礼メール
◆─────────────────────────────────◆
                         基本のお礼メール

お祝いの品や贈り物をいただいたときは、
お礼の言葉はなるべく早い段階で伝えるのが得策。
相手にも、品物が届いたことが分かります。

お礼の手段には手紙、電話、メールがありますが、
スピードという観点ではメールが便利です。
今週はメールでお礼を述べる場合の例を挙げていきたいと思います。

<シンプルなお礼メール>—————————————-

○○様

お世話になります。神垣です。
このたびは結構なお品をいただき、
ありがとうございます。

お贈りいただいた△△、とても気に入りました。
いつもお心づかいいただき、うれしく思っています。

まずはメールにてお礼まで

—————————————————————–

少々あっさりしすぎな感もありますが
基本的なことだけでまとめたシンプルなお礼メールです。

「結構なお品をいただき」は、そのときの状況に応じて
「素敵なプレゼントをいただき」とか「新刊をお送りくださり」などに
言い換えることもできます。

「お贈りいただいた△△、とても気に入りました」のように
いただいたものへの感想をひとこと添えると
儀礼的な文章でなくなります。
相手への気遣いをうれしく思う気持ちも合わせて伝えましょう。

メールでお礼を伝えた後も
相手に対面するときには、改めてお礼を述べることを
お勧めします。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細otobijinn-22&l=li3&o=9&a=4894519801″ alt=”” width=”1″ height=”1″ border=”0″>

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、読者からのご意見・質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事  の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(5)
◆─────────────────────────────────◆
メールのコワイ話

米国在住の読者からいただいたメールです。

<読者からの質問>———————————————-

実は、昨日、友人のプライベートなメールが間違って送られて来て、
ちょっと気の毒な思いをしました。

彼女は子どものクラスの保護者宛に
学校行事に関する情報をBCCで一斉送信してくれたのですが
その直後、まったく学校とは関係ない
彼女のプライベートなメールのやりとりがそっくりそのまま、
保護者の私たちにも送られてくるという間違いが起こったのです。

ビスタとヤフーメールとの関係で、
このような間違いが起こるらしいと聞いたことがあり

一度使ったBCC機能がなぜか継続されていて、
個人に送ったつもりのメールが、
前回利用したBCCのアドレス全部に
一斉送信されることがあるのだとか。

正確な原因はわかりませんが、
わたしも似たような経験をしたことがあるので、
ざっと検索してみたのですが、
一度送信してしまったメールを取り消すテクニックは、
今のところ未開発のようです。

メールソフトによっては、「リコール機能」があり、
相手に読まれていない送信済みのメールならば、
取り消すことができるものも中にはあるみたいですが。

このようなことが起きた場合の
送った側の対応策(対応メール)、
送られた側の対応策、心遣いについて尋ねてみたいと思いました。

わたしの場合は、
また同じミスがあると気の毒だし、
友達だもの、教えてあげるべき、と思って、
彼女には、プライベートメールが送られて来た旨と
BCCを利用する場合は気をつけた方がよいことを伝えました。

きっと、彼女は穴があったら入りたい気持ちだったと思うのですが
恐縮しつつ「ありがとう」と返信メールが来ました。

メールって便利な分、うっかり操作で怖いところもある、
と思った経験でした。
(読者 K.Kさん)
—————————————————————–

上記のケース
自分の身に置き換えると、確かに怖いことです。

私はそういうトラブルに遭遇したことはないのですが
全社員共通のアドレスに個人宛のメールを送ってしまったり
ある人について書いたメールを別の相手に送ったつもりが
本人も読んでいるメーリングリストに誤って送ってしまい
大恥をかいたことがあります。

このようなケースでは
送信した本人は気づいておらず
相手や第三者から後で指摘されて、
初めて知ることが往々にしてあります。

やはり、気づいた時点で
送信元の相手にいち早く伝えるのが親切。
送ったメールは取り消せませんが
少なくとも再発防止にはなります。

送信する側の留意事項としては
・人に読まれては困る内容のメールは書かない、送らない
・送信前に送信先を再確認
・もし、誤って送信した場合は、
すぐに訂正や間違いであることを知らせるメールを送信

恥をかく程度で済めばいいですが
特にビジネスメールの場合は
企業情報の漏洩などにつながれば一大事です。

メールの利便性を過信せず
送信する側がメールの内容、送信に責任を持つことも
必要かもしれませんね。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、読者からのご意見・質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(4) >
◆─────────────────────────────────◆
                           外来語の表記

<読者からの質問>———————————————-

最近、我が社で議論を呼んでいることがあります。
その内容は、外来語の表記についてです。

例えば、「motor[電動機]」は「モーター」と書くのか、
それとも「モータ」なのか?

「gear[歯車]」は「ギヤー」と書くのか、
それとも「ギヤ」または「ギャ」なのか?

そのほかに、「tester[回路計]」「monitor[監視]」などもそうです。

「ー」の長音は付けるべきなのでしょうか?
また、「gear[歯車]」の「ヤ」のように大きい文字でも小さい文字でも
意味が通じる場合は、どちらの表記にしたらいいのでしょうか?

わたし自身としては、文書の中で表記をどちらかに
統一していれば問題はないと思うのですが…

外国語をそのまま日本語に表現すること自体に
ちょっと無理があると感じています。

外来語の表記の仕方について、何か決まりごとがあるのでしたら
教えていただきたいと思います。
(読者 亜麻乃 時夜句さん)
—————————————————————–

亜麻乃 時夜句さんが書いておられるとおり
同一文書の中で統一がとれていれば問題ない
という意見に私も同感です。

ただ、例に挙げられた機械系の用語は
技術翻訳の世界では、統一表記があるのではないでしょうか。

ちなみに、共同通信社の「記者ハンドブック」では
「ギア」「モニター」で掲載されています
(motor、testerは掲載されていませんでした)。

長音を付けるか否かは、表記がいろいろですよね。
「コンピュータ」か「コンピューター」か
「サーバー」か「サーバ」か。
「メイン」か「メーン」か。
(新聞表記では「コンピューター」「サーバー」「メイン」で
統一されています)。

最近よく目にするのが「スムース」。
円滑とか滑らかを意味する「smooth」を
「スムース」と表記する商品名や広告に登場し始めています。

これも、新聞表記では「スムーズ」に統一されていますが
語感や雰囲気から「ズ」を「ス」と表記するケースが増えています
(個人的には「ズ」の方がしっくり来ますが…)。

どちらが正しいということより
メールや文書で、その外来語の表記が統一されていることの方が
重要と考えます。

◎長音の表記についての、下記のメルマガが参考になります。
「翻訳で稼ぐノウハウ~翻訳初心者のための技術翻訳~」vol.47

◎私が常に参考しているのは、コレ
記者ハンドブック第11版記者ハンドブック第11版
著者:(社)共同通信社
販売元:共同通信社
発売日:2008-03-14
おすすめ度:5.0
クチコミを見る

<追記> 2020年11月5日
この記事を書いた2009年に使っていた
「記者ハンドブック第11版」では、
「メーン」と表記されていましたが
現在使っている「記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集」には
「メーン」は掲載されていません

「【改訂新版】朝日新聞の用語の手引」
「毎日新聞用語集2020年版」
いずれも「メイン」が掲載されています。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、読者からのご意見・質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(3)
◆─────────────────────────────────◆
「宛先」と「件名」

メールの「宛先」と「件名」について、それぞれ読者のかたから
下記の質問をいただきました。

<読者からの質問-1>———————————————-

過去にも取り上げていただいたと思いますが、
件名に「おはようございます」「ありがとうございます」等の
スパムメールとおぼしき件名を書いてくる友人や会社の社長がおります。

親しい友人には二人だけに分かる件名、
例えば「柿とり手助け、ありがとう」と書いてほしいと言いましたが、
社長には遠慮してしまいます。

このような場合は、社長本人が自覚するまでは
社長からのメールを受け取るたびに
スパムメールか否かの判断をしなくてはならないと考えております。

神垣様はこの社長にどのように自覚してもらえるようにされますか。
ご教示いただきたくお願いいたします。
(読者 N.Tさん)
—————————————————————–

懇意な相手なら、件名を変更してほしいと伝えやすいですが
客先となると、言いづらいものがありますよね。

この場合、相手に件名の変更を働きかけるより
自分のメールの受信設定を変えてみるのも一手です。

相手専用のフォルダを作り、振り分け機能で
自動的に所定のフォルダにその相手からのメールが
振り分けられるようにしておくのです。

そうすれば、スパムメールと紛らわしい件名を相手が送ってきても
判別がつくのではないでしょうか。

<読者からの質問-2>———————————————-

最近、あて先名に「様」をつけたメールを受け取ります。
個人的なメールです。

書かれた方が思慮深い方、礼儀正しい方と改めて見直すのですが、
さて、返信時、名前に「様」をつけたものかどうか悩みます。
悩むというよりアドレスの手直しが面倒(>_<) なのです。
私の性格が表れますね。

こういうメールの出し方は最近増えているのでしょうか?
どう思われますか。
(読者 M.Hさん)
—————————————————————–

メールを開封したときの「宛先」に表示された自分の名前に
「様」などの敬称が付いている、ということですね。

これは、相手が自分のアドレスを敬称込みで
メールソフトのアドレス帳に登録しているということです。

相手は自分のアドレスを登録しているのに
自分は相手のアドレスを登録しておらず
返信時はの宛先が敬称抜きのまま、ということはよくあります。

この場合、私はアドレス帳に登録はしなくても
敬称は必ず付けて返信します。

私が使用しているメールソフト「Thunderbird」は
返信時の宛先欄に名前とアドレスが両方表示されるため
敬称を付加しやすいので、面倒とも思いません。
但し、名前が日本語表記の場合に限りますが…。

宛先の表示は、メール開封時に相手の目に触れる部分なので
敬称を添える配慮はあってもいいのではないでしょうか。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む


今週は、読者からのご意見・質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(2)
◆─────────────────────────────────◆
敬称について

1月29日に配信した VOL.981 で取りあげた

役職のある相手への敬称の付け方について
東京の男性読者からいただいたメールをご紹介します。

<読者からの意見>————————————————

私も十数年前は、米国で暮らした習慣の延長もあって、
日本語では、客先でも社内でも「**部長」でいいと思っていました。

しかし、社内の上司から、やはりそれではおかしいと指摘を受け、
現在は客先も社内も「**部長殿」で通しており、
これで違和感はなく、これが一番いいみたいです。

取引先から私へ「**課長様」と書かれると、
ちょっと丁寧すぎると、収まりの悪さを感じます。
やはり、「**課長殿」と書かれるほうがいちばん収まりがいいです。

これは、東京ではこうだということで、西日本では違うかもしれません。
(読者 K.Kさん)
—————————————————————–

公式な場合や組織内では、上下の区別なく「殿」を使うケースが多くあり
それが慣例として定着している会社もあります。

メールで、敬称として単独で「殿」を使うと仰々しく感じられますが
「役職+殿」にすると、なるほど、収まりがいいですね。

それ以上に、私がこのメールで着目したのは
「しかし、社内の上司から、やはりそれではおかしいと指摘を受け」
という点です

このように社内で、敬称の書き方一つに対しても
「こうしてみたら?」「こうするといいよ」と
社員間でルールが作られていくことが大切なことのように
思うのです。

理由や意味がわからぬまま
みんながそうしているからと従うより
「自分はこう思って使っているけれど、実際はどうなんだろう」
という意識があれば、上司からの指摘も受け入れられるし
それがきっかけとなり、
社内でもより良い方向に表現の仕方が変わっていきます。

社内でこのようなやりとり、コミュニケーションがとれる
職場は素敵だなと思います。

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

広島でおすすめの
行政書士事務所があります。

Webサイトをご覧いただければ
確かなところだと分かっていただけると思いますが・・・

代表の崎田さんにお会いになれば
間違いなく、依頼したくなります。

だって、
「誠実」が服を着て歩いているような人ですから。

法人成りと定款変更で、年間100社の支援実績
—————————————–
【 中国地方 会社設立代行センター 】
運営:ひろしま中央行政書士事務所(R)
—————————————–

広島県外の依頼にも対応してくれますよ!

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、読者からのご意見・質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法               < 読者からの質問 >
◆─────────────────────────────────◆
疑問符の扱い

メールにつける疑問符について読者のかたから
「疑問符を使わないと失礼になるのですか?」
という質問を複数いただきました。

疑問符の扱いですが
私は積極的には使っていません。

特に客先へのメールでは
疑問符を使いすぎると軽い印象を与える気がして、
敢えて使わないこともあります。

疑問形の文章に疑問符を使うのは
横書きが主流のメールに特徴的な表現と感じています。

メールに
疑問符を使うのがいけないわけでも
疑問符を使わないのが正しいわけでもなく

相手との関係、その状況に応じた使い方ができれば
私は問題ないと思っています。

メールに疑問符が使われていないことを
不快に受け止める人はそうはいないでしょう。

ただ、疑問符を使わないことで
普通の文として読み流されることもあるので
区別をつけるために使うことは必要と思います。

一つの基準として
疑問文であることを強調したいときは疑問符をつけ、
確認程度の文章の場合は、疑問符をつけないという
使い分けを私はしています。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。 毎週金曜日 配信! 【仕事のメール心得帖】有料版 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む