今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!(3)>
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                         箇条書きで整理

 今週は例を挙げながら
 簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

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  当支店の目標である
  「各現場訪問を行い、現場での会話を増やし
   個人・現場で抱えている問題を共有し
   コミュニケーションを深め、信頼関係を高める」
  を達成できるように、
  とにかく現場へ足を運びたいと思います。
 —————————————————-

 上記の例文の問題点は
 「目標」をカギカッコでくくり、羅列していることです。

 複数の項目を続けて挙げると分かりにくいので
 下記のように箇条書きに整理してみましょう。

 —————————————————-
  当支店の今年の目標は、次の3点です。
  ・各現場を訪問し、会話する機会を増やす
  ・個人・現場で抱えている問題の共有
  ・コミュニケーションを深め、信頼関係を高める
  これまで以上に現場へ足を運び、目標の達成に努めます。
 —————————————————-

 箇条書きに分けるだけでなく、
 冒頭で目標は「3点」あると述べると
 読み手の注意が向きます。

 さらに、その目標達成のために、どのような行動をとるか
 具体的に示すと、説得力のある一文になります。

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 【しごび】 の お す す め
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 人を伸ばす雰囲気、環境をつくるって

 管理職、リーダーに限らず
 家庭にも言えることだなぁ、と思いました。

 第47号 萎縮恐縮接客 
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  【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
 ————————————————–
         
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今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!(2)
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                        詰め込みすぎの文

 今週は例を挙げながら
 簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

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  今年は、気持ちも考え方も心機一転して、
  もう一度初心に戻り、
  人生経験豊富な現場の諸先輩方に沢山の助言等を頂き、
  老いも若きも皆が一致団結して、業務を確実に行い、
  お客様から一層の満足を得られるように、
  今年1年、積極的に頑張ります。
 —————————————————-

 新年の抱負を語った上記のメール
 少々力が入りすぎているようです。

 上記の文が長くなっているのは
 ・同じような意味の言葉を重ねて使っていること
 ・読点「、」だけでつないで、一文で終わらせている
 が原因と考えられます。

 「気持ちも考え方も心機一転」は「心機一転」に
 「もう一度初心に戻り」は「初心に返り」に。

 このように、意味が重なる表現は
 ムダを省いてすっきりと。

 一文でつなげず、伝えたい内容を整理して
 分けて書くようにすると……

 ————————————————-
  今年は、心機一転。
  初心に返り、人生経験豊富な現場の諸先輩方に
  助言等を頂きながら、業務を確実に行っていきます。

  お客様から一層の満足を得られるように、
  皆が一致団結して
  今年1年、積極的に頑張ります。
 ————————————————-

 一度書いた文を読み返して
 「長い」と感じたら
 文が長くなっている原因を考えてみましょう。

 今回の文例のように
 似たような表現を重ねて使っていたり
 あれもこれもと一文に思いを詰め込みすぎていたり
 ということが意外とよくあります。

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今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!
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くどい文

メールに限らず
文章がつい長くなってしまう
そんな悩みを持つかたのために

今週は例を挙げながら
簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

—————————————-
現場の安全パトロールを定期的に行い、
現場の事故防止の喚起を行うとともに、
現場の良いところの水平展開を行い
現場のレベルアップを行っていきます。
—————————————-

読んでのとおり
上記の文例には同じ言葉が繰り返し使われています。

「現場の」「行い」
がそれですね。

どちらも書き手が強調したい点なのでしょう。
思いが強いと、
同じ言葉を繰り返していることに気づかず
書き続けていることがあります。

————————————————-
現場の安全パトロールを定期的に実施して
事故防止の喚起を行うとともに、
現場の良いところを水平展開し、
それぞれの持ち場のレベルアップを図っていきます。

————————————————-

上記の文では
・「現場の」繰り返しを減らして、必要な箇所にのみ使用
・「行う」を別の動詞に置き換える
というポイントを押さえ書き換えています。

一度、書いた文章を読みなおし
同じ言葉を繰り返していれば、
省いたり、別の表現に書き換えて
変化をつけてまとめなおしてみましょう。

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今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 敬語注意報(4)
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「伺わさせていただく」

お元気されてますか
また、オフィスに伺わさせていただきたいです」

上記は
ちょっとした知り合いに、ちょっと打診を
という気楽な感覚で送られてきたメールです。

でも、これだけだと
「あ、そう」「今、忙しいから」と
相手にスルーされてしまう可能性も。

少なくとも「伺わさせていただきたいです」という
敬語の誤りは書きなおした方がよさそうです。

お変わりないですか?
また、オフィスに伺いたいのですが、ご都合はいかがでしょうか

と書きかえると、少し好感度アップ?

でも、本気で会いに行きたいのなら

○○の件で、再度ご相談があるのですが
差し支えなければ、オフィスに伺ってもよろしいですか?
ご都合をお聞かせください

というふうに
具体的に訪問したい目的を挙げ
相手の都合を尋ねる
内容にする方がよいでしょう。

メールの場合、気を抜けば
限りなく会話に近いくだけた表現になりがちです。

単なるあいさつ程度であれば、それでも構わないのですが
「会いたい」「話が聞きたい」といった
目的がある場合は、その気持ちが伝わるように
書くことが必要です。

その際、相手に気を使って
敬語らしき表現を使ったとしても
それが間違っていると逆効果。

長く言葉を足せば敬語らしくなるという思い込みは捨て
適切な敬語を効果的に使う術を身に付けましょう。

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今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 敬語注意報(3)
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                      「お亡くなりになられる」

「映画監督の大島渚さんがお亡くなりになられました

昨日は様々なメディアで、大島渚監督の訃報が報じられました。

ラジオでよく耳にしたのが上記の文例に挙げた
「お亡くなりになられました」です。

「死ぬ」の婉曲な言い方が「亡くなる」です。
その尊敬語は

「お亡くなりになる」あるいは
「亡くなられる」です。

「お亡くなりになられました」は
この「お亡くなりになる」と「亡くなられる」を混同した
表現と思われます。

話し言葉の場合、本来不要な「なられる」を付けて
発してしまいがちですが、二重敬語となるので注意が必要。

「映画監督の大島渚さんがお亡くなりになりました

「映画監督の大島渚さんが亡くなられました

と表記するのが適切です(話し言葉でも)。

その他の二重敬語の例としては……

× ご覧になられる → ○ ご覧になる
× おっしゃられる → ○ おっしゃる
× お話になられる → ○ お話になる

などがあります。不要な「~られる」を付けないように
気をつけましょう。

▼関連
【仕事のメール心得帖】「お亡くなりになられました」< 読者からの質問(3)>VOL.2694

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今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 敬語注意報(2)
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 「ご拝借いたす」

「部長のお知恵をご拝借いたしたいのですが」

上記の文例は、どこがおかしいのでしょうか?
「ご拝借いたしたい」という表現ですね。

「借りる」の謙譲語が「拝借する」です。
ですから、この場合

「部長のお知恵を拝借したいのですが」

とすればよいのですが、
謙譲語「ご~いたす」を付け加えて
「ご拝借いたす」という二重の謙譲表現になっています。

ご好評の技術資料を希望者に進呈します」

上記の文例は、一見問題ないように見えますが
この文の「相手」である読み手を立てるのであれば

ご好評いただいている技術資料を希望者に進呈します」

と「ご~いただく」という尊敬語を使うか

ユーザーに好評の技術資料を希望者に進呈します」

と、「ご」は使わず
「誰に」好評かを明記した文とします。

「ご」を付ければ、自動的に敬語になるのではなく
文意を捉え、適切な敬語表現を使うことが必要です。

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