今週は、間違いではないが、もっと丁寧な敬語表現について
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < より丁寧な敬語表現(3)
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「いらっしゃいます」

その敬語、間違いではないけれど
より丁寧に書くと……というケースを
今週は取り上げています。

——————————————————
昨日、同席されていたのが佐藤様でございますか
——————————————————

上記の文例の「ございます」は
「です」「あります」の丁寧語です。

間違いではありませんが
この場合、使い分けのポイントがあり

ございますか → 「いらっしゃいますか」

とする方が適切です。

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昨日、同席されていたのが佐藤様でいらっしゃいますか
——————————————————–

▼「です」「あります」の丁寧語の使い分け

・相手のこと、相手に関係する人やもの、場所 → いらっしゃいます

例)ご予約いただいてた、藤原様でいらっしゃいますね。(相手の名)
部長のお住まいはどちらでいらっしゃいますか?(相手の住まい)

・自分のこと → ございます
例)私の出身は広島でございます
○○の件で質問がございます

相手に対しては「いらっしゃいます」を使う方が
敬意が伝わります。

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今週は、間違いではないが、もっと丁寧な敬語表現について
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < より丁寧な敬語表現(2)
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                       「お目にかかりました」

その敬語、間違いではないけれど
より丁寧に書くと……というケースを
今週は取り上げています。

——————————————————
先日、懇親会で、社長にお会いしました
——————————————————

上記の文例の「お会いする」は
「会う」の謙譲表現です。

間違いではありませんが
もっと丁寧な表現をすると、次のようになります。

お会いする → 「お目にかかる」

——————————————————–
先日、懇親会で、社長にお目にかかりました
——————————————————–

では、上記のメール文を受け
「(当社の)社長に会いましたか」
と返信する場合の敬語はどうなるでしょうか?

仮に自社の社長の名前を「佐藤」とすると

・佐藤にお目にかかられましたか。 … ×
・佐藤にお会いしましたか。    … ×

・佐藤にお会いになりましたか。  … ○

ここでは
「自分の会社の社長に会った」という相手に対する
敬語なので、尊敬語を使います。

「お目にかかる」は謙譲語なので
「お目にかかられましたか」
「お会いする」はNG。

「会う」の尊敬語は
「お会いになる」なので

「佐藤にお会いになりましたか
とするのが適切です。

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今週は、間違いではないが、もっと丁寧な敬語表現について
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法            < より丁寧な敬語表現 >
◆─────────────────────────────────◆
                      「召し上がってください」

その敬語、間違いではないけれど
より丁寧に書くと……というケースを
今週は取り上げていきたいと思います。

——————————————————
昼食を用意しましたので、会場でお食べになってください
——————————————————

上記の文例の「お食べになってください」は
「食べてください」の尊敬表現です。

間違いではありませんが
もっと丁寧な表現をすると、次のようになります。

食べてください → 「召し上がってください」

————————————————–
昼食を用意しましたので、会場で召し上がってださい
————————————————–

「食べてください」の尊敬表現として
「お召し上がりになってください」。
という言い回しもあります。

これは
食べるの尊敬語「召し上がる」に、
尊敬語「お~になる」を重ねた二重敬語ですが、
慣習として定着した言い回しです。

よくある敬語の間違いには
「食べられてください」
があります。

「食べられる」は「食べる」の尊敬語ではありますが
それに「ください」をくっつけても
敬語にはなりません。

同様の使い方としては
× 見られてください → ○ ご覧になってください
× 行かれてください → ○ いらっしゃってください

「~れてください」「~られてください」とう表現には
要注意です。

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今週は、きちんと要件が伝わる文章の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 伝わる書き方(5)
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                     「事実」と「意見」を区別

 今週は改めて、文章を書くときの基本事項を
 おさらいしてきました。

 メールをはじめ、文章を書く際には
 「だれに」
 「何を」
 伝えるかをはっきりさせる。
  ↓
 次に、文章の組み立てを考える。
  ↓
 ビジネスメールの場合は
 「件名」
 「全体像」
 「部分」
 の3部構成で組み立てる。

 というのが、これまで述べてきた内容です。
 
 用件を伝えるメールの中で、比較的頻度が高いと思われるのが
 「報告する」メール
 ではないでしょうか。

 上司への報告もあれば、客先への報告
 良い報告もあれば、トラブルなどの悪い報告も
 あるでしょう。

 報告の際に大切なのは
 「事実」と「意見」を分けて書く
 ことです。

 報告のメールで
 優先すべきは「事実」。

 「事実」だけを積み重ねて書き
 自分の意見や主観的な感想、予測は後にします。

 特にトラブルの報告で、自分が感情的になってしまっていると
 「事実」より「意見」を優先させてしまうことが多くあります。

 「事実」と「意見」がごちゃ混ぜになった報告では
 それを読んだ上司や相手は、
 どこまでが事実で、どこまでが意見なのか
 分からず、状況を正しく把握できないうえに
 的確な判断がくだせません。

 「事実」と「意見」を混同しないためには
  1)集めた情報をまず、書き出す
  2)その情報を分類していく
 というステップを踏むと
 「事実」と「意見」を整理しやすくなります。

 「伝わるメール」とは
 ・結論がすぐに分かり
 ・読み手が知りたい情報は「何か」を考え
  「事実」と「意見」を区別して
 ・わかりやす
 まとめられていることがポイントです。

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      第9回 【仕事美人 トーク・カフェ】  
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      広島難病団体連絡協議会 事務局長
         斉藤 文子さん
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  日 時  8月9日(金) 18:30~20:30

  会 場  カフェサボイア(広島市役所近く)

  参加費  「仕事美人のメール作法」読者 2000円
       一般 3000円
       ★ おいしいコーヒーとお菓子 付

  定 員  10名(定員になり次第、締め切ります)

  ※お車でお越しのかたは周辺のコインパーキングをご利用ください。

 ☆————————————————————-☆

 ★お申し込み方法は…
  フェイスブックのページで「参加」をクリック
   

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今週は、きちんと要件が伝わる文章の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 伝わる書き方(4)
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                          文の組み立て

 今週は改めて、文章を書くときの基本事項を
 おさらいしています。

 文章を書く際
 「だれに」
 「何を」
 伝えるかがはっきりしたら、
 次に文の組み立てを考えます。

 ビジネスメールの場合は
 「件名」
 「全体像」
 「部分」
 の3部構成で組み立ててみましょう。

 「件名」 … 何についてのメールか
 「全体像」… 結論や言いたいことをまとめる
 「部分」 … 理由や経緯など、詳細を述べる

 ▼依頼メールの文例
 ——————————————–
 (件名)
 社内報 9月号の原稿依頼

 (全体像)
 社内報9月号に「私の本棚」というテーマで
 おすすめの1冊を紹介する原稿をお願いしたく
 連絡しました。

 (部分)
 1)記事のねらい 休日の過ごし方、楽しみ方の事例紹介
 2)文字数    8000字程度
 3)締切     8月9日(金)

 対応の可否をお知らください。
 よろしくお願いいたします。

 ——————————————–

 用件の中で「一番伝えたいこと」を先に述べ  →(全体像)
 その理由、経緯、ポイントなどの枝葉の部分を →(部分)
 後で詳細に述べる、という構成です。    

 そのほか、報告のメールで
 時系列にあったことを順に書いているケースを見かけますが
 それでは不十分。
 読む側は「それで、報告すべき重要事項は?」という感想を持つでしょう。

 その日にあったことの中で、伝えるべきポイントは何か、
 組み立ててから文章を書くと
 「伝わる」報告になります。

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