今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < お礼のメールを考える(2)
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                      「ありがとう」を重ねない

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、ありがとうございます。

こんなふうに、一度のメールで何度もお礼を述べてしまいそうになること、
ありませんか?

▼ 多用は禁物
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ありがとうございます」の言葉は連発するほど
感謝の気持ちが薄れ、儀礼的に映ります。
時には、しらじらしささえ感じることも……。

冒頭の文のように「ありがとうございます」が続く場合は

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、重ねてお礼申しあげます。

あるいは

 ご連絡いただき、ありがとうございます。
 合わせて、○○の資料もご送付いただき、大変助かります。

と、ほかの言葉に言い替え、
「ありがとうございます」を繰り返し使わないよう注意しています。

長いメールでも短いメールでも「ありがとう」の感謝の言葉は
一通のメールに一回のみ。
公私共に自分で決めているメール作法の一つです。

 
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今週は、メールでお礼を述べる際の留意点についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < お礼のメールを考える
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                        印象に残るお礼とは?

茶道では、茶会のあとに「後礼」といって、亭主方(茶会の主催者)宛てに
礼状を送ります。もてなしに対する礼とどのような点が楽しかったかを
伝えることが、亭主の労をねぎらうことになるからでしょう。

▼ 何に対するお礼かをはっきりと
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ビジネスの場でも礼状はとても大切。
感謝のひことを伝えることで相手との距離が縮まったり、
仕事が円滑になったりするのですから、
タイミングよく、気持ちを添えて伝えたいものです。

手紙やはがきの礼状も良いものですが、
スピード重視の現代では、メールでのお礼も定着しました。

客先を訪問したり、相手に会ったりしたら、
その日のうちにお礼メールを、というのはすでに鉄則でしょう。
相手に自分の印象が残っているうちに、
メールでさらに印象づけをしておく役割も果たします。

お礼メールを送る際は、ただ単に「ありがとうございます」ではなく、
何に対するお礼かを明記しましょう。

「本日は面談のお時間をいただき、ありがとうございます」

「当社の提案をご採用いただき、ありがとうございます」

といった具合です。

件名にいきなり「ありがとうございます」と書くより、
「本日の面談のお礼」というふうに、何のお礼かをまず書き、
感謝の言葉はメール本文で述べる方が好ましいです。

 
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今週は、スパムと間違われない件名について考えます。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の工夫(5)
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そんな私のスパム対策

日に60通以上はスパムメールを受けとっています。

複数のアドレスを使い分けているので、仕方がない面もあるのですが、多
いのがメールアカウント(メールアドレスの@より前の部分)に適当な文
字入れて送られてくる「宛先不明メール」。
ayu@kamigaki.jp とか abe@kamigaki.jp とか tanaka@kamigaki.jp
とか…。

▼ 件名→送信者→受信者 の順にチェック
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

最初は Outlool Express の振り分け機能を使ってスパムを排除していたの
ですが、そのうち設定が追いつかなくなり、今は「迷惑メール」を記憶し
て取り除いてくれるThunderbird というメールソフトに乗り換えています。
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/

以前より減ったとは言え、それでもスパムはやってきます。

ざっと件名を見ればそれと分かりますが、判別しにくい場合は、送信者、
次に送信者のアドレスを見て判断し、「ゴミ箱」へ。

結局、公開したアドレスがスパムの餌食になりやすいので、私は仕事用に
公開するアドレスをGmailで設定したアドレスに切り替えました。

Gmailだと、事前にスパムを受け付けないので、その点では重宝しています。
http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/about.html

いずれにしろ「スパムを見てわがふり直せ」で、スパムの件名を観察して、
それに紛れない件名をその都度工夫する必要がありそうです。

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今週は、スパムと間違われない件名について考えます。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の工夫(4)
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【重要】に要注意

メールを受信した際、件名がずらっと一覧で表示されると【 】でくくっ
た文字につい目が行くと思いませんか?

▼ 目立つゆえに多用を避ける
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

このメルマガもそうですが、件名を【 】書きにして配信しているメルマ
ガも多いです。単純に目立ちますから。

プロバイダーからのお知らせメールの件名に【重要】と表記されているこ
とがあります。通常の仕事のやりとりでも【至急】【要返信】【参考】
【資料】を使うことがあります。

ですが、スパムにもこうした【 】書きの件名が見受けられるようになり
ました。例えばこんな感じ。

【重要】サービスのご利用案内

このスパムメールの送信者名は「information」となっていて、かなり確
信犯的です。

やっかいなことに、【 】書きの中に入る文字数が少ないほどよく目立つ
ので、この手の件名がくるとつい開いてしまいがち。

【重要】などの件名がスパムに増えてくると、自分がメールを送信する際
に混同されない対策が必要。

例えば、次のような対策が考えられます。
・【 】書きするのは社名や名前にする
・ ※重要 <重要> など【重要】に替わる表記にする
・【至急】を使わず、急ぎの用件はメールではなく電話で対応

スパムとのいたちごっこの感はぬぐえませんが、スパムに混同されない工
夫は常に必要でしょう。

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今週は、スパムと間違われない件名について考えます。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の工夫(3)
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送信者名で判断

件名も具体的に、と昨日述べました。しかし、スパムメールの件名にも具
体的なものがあります。最近受け取ったスパムメールの件名は次のような
ものでした。

【わずか10分程度で高安定度リナックス専用サーバを構築できる!】

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ネットショップのメルマガかと見間違うようなまことしやかな書き方。
【 】や記号を使い、件名を目立たせる工夫もそれらしいです。

この手の件名はメールの「送信者」名を見ると即座にスパムと判断できま
す。上記のメールの送信者は、それぞれ
ari5
haruki-1355@mailaddresslist.me.uk
という、いかにもあやしい送信者名でした。

▼ 送信者名=素性
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

逆に、ネットショップ運営者は顧客宛てにメールやメルマガを送信する際
は、件名だけでなく送信者名にまで配慮することが必要でしょう。店舗名
や担当者名をきちんと入れ、スパムと混同されないよう注意を。

私が利用するサプリメントショップ「undeux」 www.yoshika-andou.com/
から届くメールは送信者名が「ありがとうございますundeuxです」となっ
ています。

今まで受け取ったネットショップのメールで送信者名に「ありがとうござ
います」を入れているのは、このお店が初めてで唯一! 感心してしまい
ました。

迷惑極まりないスパムメールですが、反面教師にして、スパムと混同され
ない細部の工夫を研究することも大切ですね。

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お す す め メ ル マ ガ
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今週は、スパムと間違われない件名について考えます。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の工夫(2)
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ポイントを省かない

私がスパムと気づかず、つい開いてしまった件名を挙げてみます。

「ありがとうございました」
「よろしくお願いします」
「申込について」
「お詫び」「ご紹介」
「届きました」「届いていますか」

▼ 具体的なひとことを件名にも
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ひょっとして知人? 最近メールでやり取りした人? ご無沙汰のあの人
から? と、一瞬思ってしまうような件名の数々。

少し前までは、こうした件名でも事足りていたのですが、最近はスパムの
件名に似通ったものが増えていて、とても紛らわしいのです。

共通するのは、ポイントが省かれていること。
目的や具体的な内容が省略され、読み手の心当たりでどのようにも解釈で
きる当り障りのなさが特徴です。

スパムと差別化するために注意したいのは、件名にも具体性をもたせるこ
と。例えば…

「名刺交換していただき、ありがとうございました」
「明日の打ち合わせの件、よろしくお願いします」
「○○セミナーの申込について」
「○○についてのお詫び」「○○さんご紹介の件」
「資料が届きました」「商品が届いていますか」

「何がどうなのか」「いつどうするのか」など、5W1Hの要素を件名にも
簡潔に盛り込むことです。

メールを送受信する者同士が共通認識できる単語を入れるだけで、誰から
のメールか判断しやすくなります。

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