今週は、誤った敬語の使い方についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < おかしな敬語(4)>
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「いただける」の多用
丁寧な表現を意識するあまり、
過剰になったり、間違ったまま使っていたりする
“おかしな”敬語の事例を紹介しています。
(例文)
× Webサイトを見られました方、
すでに署名してくださった方がいましたら、
知人の方にもご協力いただけるよう頼んでいただけたら、と思います。
上記のように、一文が長くなると
・敬語だったり、敬語でなかったりという表現の混在
・「いただけたら」が繰り返されるような、表現の重複
が起こりやすくなるので注意が必要です。
最初の文は「見られました方」と敬語らしき表現なのに
二番目の文では「~くださった方」まではよくても、
その後が「いましたら」になっていてアンバランス。
最後の文では「ご協力いただけるよう頼んでいただけたら」と
「いただく」が重複しています。
すっきりさせるためにも、少し整理してみましょう。
○ Webサイトをご覧になった方、
すでに署名してくださった方はぜひ、、
お知り合いにもご協力をお願いいただけたら、と思います。
「見られる」は「見る」の尊敬語ですが、
ここでは「ご覧になる」を使いました。
最後の文の「お知り合いにも」は「お知り合いの方にも」としても
いいのですが、前文で「方」が2回出てきているので、ここでは省略。
「ご協力いただけるよう頼んでいただけたら」は
「ご協力をお願いいただけたら」としました。
結びの「思います」は「うれしいです」としてもよいでしょう。
<補足>
○ Webサイトをご覧の方、すでにご署名をいただいた方は、
お知り合いにも協力の依頼をお願いいただけませんか?
前文に一つ、後の一文に一つ「いただく」を使った文例が上記です。
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