今週は、返信の際の件名についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 返信時の件名(2)
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件名で意思表示

仕事のメールで返信するとき、私は「件名で返答するという」方法を使う
ことがあります。

例えば、客先から
「社内報・入社式の写真」という件名でメールがきたら
「Re:社内報・入社式の写真 受領しました」と返します。

この場合、客先からのメールにも自分からの返信にも「社内報・入社式の
写真」という言葉が共通します。ですから「Re:」を付け、返信であるこ
とがわかるようにし、「受領しました」を添えます。

別の客先からの
「4月度メールマガジンの原稿作成の依頼」という件名には
「Re: 4月度メールマガジンの原稿作成 承りました」と返信します。

私信の場合は
「明日のお花見の件」と、日時の連絡メールがきたら
「Re:明日のお花見の件 OKです」とか
「Re:明日のお花見の件 少し遅れます」と返します。

▼ 断る場合は本文で
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手から送信されたメールの内容や添付されたデータを「確認しました」
ということを知らせるのが目的なので、件名でずばりそれがわかるように
表記しています。

相手からのメールが主語だけの件名だとすれば、述語をつけて返信する、
とでも言いましょうか。

ただ、YesとかOKという「受け入れる場合」はこの方法ですが、
NOやNG、お断りするような場合は
「Re: 4月度メールマガジンの原稿作成 ご依頼の件」
と件名では敢えて意思表示せず、メール本文で理由を述べるようにして
います。

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あ と が き
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おにぎりとガッチャマンの歌が
印象的な映画があります。

その映画とは「かもめ食堂」。
遅まきながら、先日、DVDで観ました。

フィンランドのヘルシンキで
食堂を営む女性の話なんですが
異国で、淡々と生きる日本人の姿に
なぜか心打たれました。

新鮮でおいしそうなサーモンを見かけたら
ムニエルにするより
焼いてごはんのおかずにしたい。

ハンバンガーより、最終的には
おにぎりほおばるほうがほっとする。

日本にいるより、海外のほうが
こういう感覚に陥るんじゃないでしょうか。

アイデンティティとかなんとか言う前に
変えがたい食習慣とか嗜好に
自分が日本人であること意識したりして…。

ものすご~く地味で、盛り上がりのない映画なんですが
妙に日本人が、日本人であることが
魅力的に思える作品です。

価格:¥ 4,072(定価:¥ 5,040)
おすすめ度:

食堂の小道具、例えば照明とか、食器とか…
いちいち北欧デザインでおしゃれなのも印象的。

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今週は、返信の際の件名についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信時の件名
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変わらない件名

先週土曜のNIKKEI プラス1一面の「何でもランキング」。
すでに読まれたかたも多いと思いますが、「困ったビジネスメール」に
ついてのランキングでした。
http://www.nikkei.co.jp/p1/ranking/

困りものメール一位は、件名がいつまでも「Re:○○○」のまま
というもの。

確かに。メールのやり取りが続く場合、「Re:」をつけたままの同じ件名
だとメールの本題が変わったときに混乱や誤解を招きやすいです。

よく見かけるのが次のような件名。

Re: 雑誌企画ご協力の件(神垣)

毎日、多くのメールを受け取る相手に配慮して件名に名前を入れて送った
のですが、相手からの返信の件名には私の名前が入ったまま…。

書くんじゃなかった、と後悔しましたが、自分が逆の立場のときは、名前
の部分は消して返信しようと戒めにもなりました。

▼ 私信に多い困る件名
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

とはいえ、返信の際にどう書き換えてよいかわからない件名というのもあ
りますよね。

私信に多いのですが、「○○です」と名前だけの件名、「こんにちは」
「こんばんは」とあいさつだけの件名…。

私信といえど、メール本文で伝えたい用件を件名に入れるほうが記憶に残
りやすく、見落とされる心配もないのですが、親しい間柄の気安さから件
名も脱力したものが多く返信に困ることがあります。

今週は、そんな返信時の件名について考察していきたいと思います。

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