今週は、相手によっては失礼になる言葉の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる言葉(5)>
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目上の相手に失礼になる表現
「助かります」「助かりました」について、4回にわたり考察してきました。
このほかにも、目下の人から目上の人に使うと失礼にあたる言葉に
「ご苦労さま」があります。
「お疲れさま」は、その使い方について解釈がいろいろあり
以前、当メルマガで取りあげたことがあります。
目下の人が目上の人を「誉める」表現も注意が必要です。
「部長はゴルフがお上手ですね」
「課長は営業のことをよくご存じですね」
などの表現は、部下が上司を評価することになり、適切ではありません。
「さすがですね」や「感心しました」という表現も同様です。
「部長とゴルフをご一緒できて、楽しかったです」
「課長にアドバイスをいただき、大変勉強になりました」
のように、自分の感想や感謝の意を伝える表現に言い換えてみましょう。
ほかにも、
目上の相手には「お久しぶりです」より「ご無沙汰しています」
が適切な表現です。
お祝いの表書きも「寸志」「薄謝」は目上の相手にはNG。
年賀状の「賀正」「初春」「迎春」といった二文字の賀詞は、
目上から目下に使う言葉なので、目下の者から送る年賀状では
控える方がよいでしょう。