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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(4)>
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「花」と「華」の違い
VOL.901「間違いやすい言葉(3)」に関連していただいた質問です。
<読者からの質問>————————————————
言葉ではなく、漢字があいまいでわからないところがあります。
下記の 「ハナ」という文字は 「花」でしょか「華」?
●彼女には ハナ がある → 華
●彼女が出席してくれると会場に ハナ を添える → 花
●上司に ハナ を持たせる → 華 ?
読者 A.N さん
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「花」と「華」の使い分けですが、
共同通信社記者ハンドブック
朝日新聞の用語の手引
によると
「花」は一般用語としてのはな、植物のはなを指しますが、
比喩表現にも使われるとあります。
例)生け花、花盛り、花道、言わぬが花、一花咲かせる
「華」は比喩として使われますが、形容表現として使われることが多い
ようです。
例)大会の華、華々しい、華やか、華やぐ
上記のことから判断するに、A.N さんの質問への回答は次のようになります。
●彼女には「華」がある
●彼女の出席は会場に「花」を添える
●上司に「花」を持たせる
「彼女には華がある」の「華」は華やかさと同義としてよいと思います。
「花を添える」「花を持たせる」は、「記者ハンドブック」「朝日新聞の
用語の手引き」とも「花」の例文として挙げてありました。
比喩表現ではありますが、植物の「花」が元の意味としてあるからでしょう。
ちなみに「花を添える」は、美しいものの上にさらに美しさを加える
という意味。「お祝いの席に花を添える」のように使います。
「花を持たせる」は、勝利や名誉をゆずる、相手をたてることを指します。
「今回は後輩に花を持たせる」のように使います。
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