今週は、うっかりミスしやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 間違いやすい言葉(2)>
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「たえまぬ」?

たゆまぬ努力」

たえまぬ努力」

さて、どちらが正しいでしょうか?

答えは、「たゆまぬ努力」。

「たゆまぬ」は漢字で「弛まぬ」と書き、
とだえることのない、着実な という意味です。

努力し続けることを「たゆまぬ努力」と言います。

では、「たえまぬ」はどうでしょうか?

「絶え間ない」とは、文字通り
「絶える間」が「ない」

とだえることがない、休みなく という
「弛まぬ」と似たような意味です。

でも、注意が必要。

「絶え間ない」「絶え間なく」という使い方をしますが
「絶え間ぬ」という使い方はしません。

弛まぬ努力」
絶え間ない努力」「絶え間なく努力する」
という表現はありますが

「絶え間ぬ努力」という表現はない
と覚えておきましょう。

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今週は、うっかりミスしやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 間違いやすい言葉 >
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 「暇にまかせて」?

暇にまかせてランニングを始めた」

このときの「まかせて」は、実は「飽かせて」の間違いです。

「~にまかせて」は、そのものの勢いのままにするという意で
「成り行きにまかせて」のように使います。

対して
「飽かせて」は、ふんだんに使う、十分に使う、という意味。

「暇に飽かせて」とは、
「暇な時間を十分に使って」ということです。

同様に
金にまかせて建てたショールーム」
というのも間違いで

金に飽かせて建てたショールーム
というのが適切な表現です。

「金に飽かせて」とは、費用を惜しまずに物事を行うという意味。
「金にまかせて」は、お金の力に物を言わせて、という意味合いで
使われていることが多くあるようです。

「金と暇に飽かせて収集した美術品の数々」
は、資金も時間もふんだんに費やして
という意味合いです。

こうした贅沢な表現を使う場面は
あまり多くはないのですが
「まかせて」と「飽かせて」の違いは
知っておいてよいでしょう。

今週は、このように
間違いやすい表現について
取り上げていきます。

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今週は、正確に相手に伝わる表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < はっきり書くには?(5)
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正確な情報を伝える

今週は、自信を持って、はっきり相手に伝えるための
表現の仕方について取り上げてきました。

「はっきり」相手に伝える、ということは

本音を包み隠さず、さらけ出す
ということではなく

自分と相手の認識・理解がずれずに
一致していることです。

「はっきり」伝えるの反対は、
「なんとなく」伝える、です。

場合によっては
敢えてぼかしたり、曖昧にしたりして
明言を避けるというテクニックもありますが

通常の仕事のやり取りでは
「なんとなく」伝えるのは間違いの元で
「はっきり」と正確に分かりやすく伝えることが求められます。

「多分~じゃないですか」
「分かりませんが、大丈夫なはずです」
「おそらく~だと思います」

といった
推測や憶測、あてずっぽうに適当な返事をするのではなく

確認する、裏づけを取る、調べる
という行為をベースにした
確かな返答を心がけましょう。

安易でその場しのぎの返答を繰り返していると
その人自身の信頼まで失ってしまうことになります。

最後に、うっかり使ってしまいがちな
曖昧な返答として
「いつか」「そのうち」「いずれ」
を挙げておきます。

確約できないとか、その気がない場合に
お茶を濁す言い回しとしても使われますが

「次の機会」を確実にものにしたい場合は
こうした曖昧表現ではなく

「では、来週の土曜日に……」とか
「次回は、10月18日に……」とか
具体的に“期日指定”する方が有効です。

例えば、借りのある相手に
「いつかお返しします」
では、何の説得力もありません。

「10月17日(金)に」とか
「今月中に」
と期日を伝え、実行したときに
やっと相手の信頼を取り戻せるのです。

毎日使う言葉だからこそ
その効果を考えて使うようにしましょう。

わたしも、次にまた会いたい、関わりをつなぎたい
と思う相手には「いつか」「そのうち」という表現は
使わないようにしています。

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今週は、正確に相手に伝わる表現法についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < はっきり書くには?(4)
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                        「思います」の多用

今週は、自信を持って、はっきり相手に伝えるための
表現の仕方について取り上げています。

週始めの配信で、相手にはっきり伝わらないNGワードの一つとして
取り上げた「~と思います」。

これも便利な言葉ゆえ
つい多用してしまいがちです。

でも
「お祝いを申し上げたいと思います
「お詫びしたいと思います

このように、文末が「~と思います」だと
どこか他人事のようで、
本気度は相手に伝わりません。

特に、お礼やお詫びをする場合は
「~と思います」は不要。

「お祝い申し上げます
お詫びいたします

と言い切ることを心がけましょう。

「今後はこのような間違いがないように気をつけたいと思います
「精いっぱい努力していきたいと思います

このように意思表明する場合も同様に

気をつけます
努力します
と言い切った方がやる気が伝わりますね。

「多分、在庫はあると思います
「納品は1週間ぐらいかかると思います

という返答では
商品を確実に入手したい人や急いでいる人は
納得しません。

在庫はいくつあるのか
納品までに何日かかるのか
正確に把握したうえで

在庫がある場合は
「在庫は十分にございますので、お届けできます」

在庫がない場合は
「あいにく在庫がございません。
次の入荷は5日後ですが、いかがいたしましょうか」

納期については
「納品は10月10日です」
と明示すれば、相手は安心、納得します。

憶測や未確認のまま
「~と思います」
と数量や日数を伝えるのは避けましょう。

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今週は、正確に相手に伝わる表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < はっきり書くには?(3)
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 「大丈夫」では伝わらない。

今週は、自信を持って、はっきり相手に伝えるための
表現の仕方について取り上げます。

週始めの配信で、相手にはっきり伝わらないNGワードの一つとして
「大丈夫」を取り上げました。

「明日中に〇〇の書類の提出をお願いします」という依頼に対して

「大丈夫です」という返答。

こうしたケース、以前は話し言葉で多く見られましたが
書き言葉でも目にするようになってきました。

「期限までに、確かに提出しますから」という意味の
「大丈夫」なのですが

「承知しました。明日の10時には提出します」
「今日中に必ず提出します」

といった返答であれば
相手もめどが立ち、安心できます。

「YES」という返答に加えて
「いつ」までに行動できるか
という要素が入ると具体的に伝わります。

「打ち合わせの前に昼食を一緒にいかがですか」

というメールに対しても
「大丈夫です」
という返答では「YES」にも「NO」にもとれます。

「YES」の場合には
「ありがとうございます。
では、お言葉に甘えてご一緒させていただきます」

「NO」の場合には
「午前中に〇〇で別件の打ち合わせがあり
ちょうど移動の時間と重なります。
せっかくなのですが、打ち合わせの時間に伺います」

といった説明をする方が分かりやすいです。

答える側にとって簡単で楽な返答ほど
答えられる側には、きちんと返答の意図が伝わらないことが
あります。

特にビジネスメールでは
「YES」か「NO」か、可能か不可能かを
言葉にして伝える手間を惜しまないようにしたいですね。

きちんと相手に自分の意志・意図が伝わっていないと
やりとりが手間取って長引いたり
誤解や争いの元になりかねません。

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今週は、正確に相手に伝わる表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < はっきり書くには?(2)
◆─────────────────────────────────◆
 「5W2H」を意識

今週は、自信を持って、はっきり相手に伝えるための
表現の仕方について取り上げます。

前回の配信で、相手を不安にさせるNGワードの一つとして
「多分」を取り上げました。

「多分」をはじめ
「おそらく」「だいたい」「できるかどうかわかりませんが」
という推測の域を出ない表現をはっきりさせるには
「5W2H」を意識し書くことです。

「多分、大丈夫だと思います。」に代わって……

いつ(When):本日17時までに提出します。

どこへ(Where):本社へ送付します。

誰に(Who):佐藤さんへお願いしました。

何を(What):レジュメを30人分用意しました。

どのように(How):車で伺います。

いくら(How Much):参加費は3000円です。

といった具合に表現すると
曖昧さが消えて、はっきり分かりやすく相手に伝わりますね。

「明日、17時着で本社へ送付します」
のように「いつ(When)」「どこへ(Where)」と
「5W2H」を複数組み合わせると、より具体的に伝わります。

なんとなくといった表現ではなく
数値、対象、手段を明記して
相手がイメージできる一文を心がけましょう。

 

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